*石川県からの9月21日現在の頭修理はこちらから

獅子頭製作 2007年5月受付分
O様から受けました獅子頭製作。
今回の製作は1尺1寸のサイズで宇津型の獅子頭です。
まず木取りからで直径1尺4寸の桐材を使用します。
      

粗彫りの完成です。まだ生木の為しばらく乾燥にかかります。
さすがにこの大きさになると生木は重い。
   

   



彫り仕上がり
    



ペーパー磨き終了
    

下地処理終了

   


黒、赤塗装及び金箔押し

      


獅子頭完成です。

    



獅子頭修理行程

  

      完成


壊れて持ち込まれる状況は、ほとんどこのように顎割れ塗装剥げ落ち、

歯欠けといった物が多いです。
飾り物としてサワラ材等の張り合わせによる為に、強度が弱く壊れます。
舞物に使用する場合は 桐一本からの彫りだした物の方が、価格は高いですが割れにくくて、
修理も容易なことからお薦めします。


(修理行程)

修理には、まず欠け落ちた所の作り足しをします。
その後全体のへこみ等を埋めてサンドペパーで地を磨きます。
下地処理剤を塗布磨き込み後に赤黒色を乗せていき 最後に金箔をおして完成です。
修理費は、大きさにもよりますがこの行程で9寸もので6〜8万円程度です。

桐での製作もしておりますのでご相談下さい。

目等も金具を使わず彫り出し、形はどのようにでも出来ますのでご相談下さい。
納期は乾燥等御座いますので余裕持っての御注文をお願いいたします。
*(寸法は頭 側頭から側頭までの事です) 問い合わせはこちらまで